日々の風景

動員学徒慰霊碑 献花の集い (2022/05/10)

昭和20年5月10日の空襲で、当時、岩国陸軍燃料第一工廠に動員中であった女学生ら12名(岩国高女11名、岩国中1名)が尊い命を失っています。 

戦後27年を経た昭和47年5月14日に、同級生たちにより、岩国高校内に慰霊碑が建立され、翌48年からは、毎年、同窓生により「動員学徒慰霊碑献花の集い」として、また、同窓会総会の際に花が手向けられてきました。 平成30年からは、先輩方の意志を生徒会が引き継ぎ、5月10日の朝のホームルーム前の時間に献花を捧げています。

5月10日に、同窓会から、安本会長、國清副会長、天羽副会長にご出席いただき、生徒、・教職員の70名で、献花の集いを行いました。 

早朝から多くの報道の方がこられ、テレビや新聞で取り上げていただきました。

インタビューに答えた上風呂さんの「当時の先輩方が、どんな思いで戦争と向き合ってきたか考えさせられた。どの世界の人も一日でも早く平和な日が戻ってきてほしい。」という言葉から、ウクライナ問題などの国際情勢が不安定な“今”、コロナ禍により様々な形で高校生活が制限されている“今”、デジタル社会が進行している“今”、永遠に残る石に刻まれた言葉を通して、幸せについて考える良い機会になったようです。

ニュース画像はKRY「ニュースライブ」から