日々の風景

やまぐち海のSDGsアクションin錦川

~「海のジブンゴト化サポーターズ」沿岸アクション~(2022/08/09)

8月9日(火)に山口県廃棄物リサイクル課の主催でやまぐち海のSDGsアクションin錦川を開催しました。この活動は、錦川流域の調査から、身近なプラスチックごみ問題について理解し、解決に向けた取り組みを、高校生が主体となって発信し広めることを目的としています。

当日は、科学部および有志4名が参加し、午前は、錦川下流域河原(多田の渡し)で、午後は、海岸(尾津第二海岸)で調査を行いました。

海洋プラスチックのほとんどは陸域から川を通じて海に流れ込んできます。そのことを調査するために、錦川の下流及び海岸でプラスチックゴミと水質、生物の調査を行いました。  

午前中は錦川下流域として、多田の渡し(岩国インターチェンジ近く)の道路および河原にてゴミ調査と水質・生物調査を行いました。道路ではわずか20mの区間にペットボトルやビニール袋、食品の容器などが多数散乱しており、河原にはキャンプのゴミや上流から流れてきた可能性のあるごみがみられました。水質や生物からは比較的きれいな水環境が推測されました。

午後は河口にある尾津第二海岸にて地元の灘中学校の生徒とともに、ゴミ調査と生物調査を行いました。大型の発泡スチロールやカキ養殖に使われるプラスチックチューブに交じって、食品トレーやペットボトルなど、陸域から流入したと考えられるプラスチックゴミが多数見られました。

その後、学校に戻り、水質調査と顕微鏡による生物調査を行いました。プラスチックは時間がたっても消滅することがなく、劣化して細かなマイクロプラスチックとして環境に残留し、生物に影響を及ぼすことが懸念されています。生徒たちはこれまで意識していなかった身近なプラスチックゴミを目の当たりにし、ごみ問題に対する意識を高めることができました。

・やまぐち海のSDGsアクション:県の廃棄物リサイクル課が行う様々な活動

・海のジブンゴト化サポーターズ:県の活動の一部として岩国高校性が参加し広める活動