日々の風景

感謝の気持ちをいつでも忘れず、だれに対しても『ありがとう』

~人権教育講演会~(2022/10/17)

10月17日の6,7限に体育館で、塚田拓司先生をお迎えして、『大いに笑い!楽しく学ぶ!~人を大切にする「言葉の力」~』と題し、人権教育講演会を行いました。塚田先生は、山口県教育庁審議監や山口県内の中学校の校長を歴任され、岩国市内の川下中学校を最後に退職後は、障害者支援室「ひかりの里」の施設長をされ、現在は、「由宇亭拓の輔」という芸名で、県内の各地において落語を取り入れた講演活動を行っておられます。

前半の「高座」では、今回初披露の自作の落語「ななつ星★」を聞かせていただきました。噺の所々に本校3年の担任の先生の名前が出てくるサプライズがあったりするなど軽妙な語り口はプロ顔負けの腕前で、病院を舞台に繰り広げられるいろいろな出来事を通して、素直な心で物事をみることの大切さを教えてくださいました。 

その後の講演会では、『私、しくじり先生でした!』と、塚田先生の青年教師時代の話を聞かせていただきました。純真な生徒たち、元気な生徒たちに囲まれ、様々経験を経て教師として成長してきたことや、『言葉の大切さ』をテーマに、先生の体験や学ばれたことに基づいたお話を聞かせていただきました。

「言葉は使い方を誤れば大変なことになる。」「人はコミュニケーションでつながっている。」

「ほめることは相手を認めること」など、言葉の大切さを改めて感じる、大変良い機会となりました。

生徒の感想の一部を抜粋します。「落語を聞いたのは、初めてでしたが分かりやすくおもしろかったので、興味が湧きました。」「新作落語の『ななつ星★』のおばあちゃんのように、自分の物事の見方を考え直すことで、日常生活がよりよくなるのではないかと感じました。」「感謝の気持ちをいつでも忘れず、だれに対しても『ありがとう』と言えることはとても大切だと思いました。」

退職した後も、地域の中に役割を見つけ、活躍される姿に、大変、感動しました。 塚田先生、ありがとうございました。塚田先生が講演の最後に仰った『やればできる』を胸に前向きに頑張っていきます。