日々の風景

　県東部には、大学入学共通テストを利用した大学入試を行う大学がないため、県内の高校では、ただ一校、岩国高校が、試験会場となります。ずいぶん昔は、岩国市から山口市まで行って、泊りがけで受験していたそうです。

　共通テストが行われる１月１４日（土）、１５日（日）の２日前の1月１２日には、１，２年生全員で、受験生が、これまでの努力の成果を十二分に発揮できるよう、想いと願いを込めて、しっかりと掃除と会場準備を行いました。

　 雑巾を使って、教室の床を磨き、汚れがひどいところは、「激落ちくん」でゴシゴシ。

　ロープを使って、机を丁寧に並べて、天板にへこみがないか、手で触りながら確認。

　もちろん、廊下や階段、校庭も、受験生が気持ちよく会場に来られるようにと、いつもよりまして、一生懸命取組んでいるように感じたのは、私だけでしょうか。

　 これまで頑張ってきた先輩の姿を見ているから、来年、再来年の自分の姿が見えるからなのではないでしょうか。

　 家から受験会場に向かうことができ、日頃から授業を受けている教室で、環境が変わらない中で受験できる岩高生は幸せだなぁと思っていましたが、こうして、後輩たちが、一生懸命、準備してくれた会場で受験できる岩高生は本当に幸せです。

　「この会場は、後輩たちが、一生懸命準備してくれたんだなぁ」と思うだけで、ファイトが湧いてきませんか？

　他校から受験される皆さん。岩高１，２年生が、一生懸命、会場を準備しました。安心してお越しいただき、これまでの努力の成果を存分に発揮してください。