日々の風景

理数科3校合同合宿セミナー(2022/08/2, 3)

 8月2日(火)~3日(水)に山口高校、徳山高校理数科との三校合同セミナーを徳地青少年自然の家で実施しました。

 1日目の午前中は、最初に各校から一人ずつの3人組で班分けを行い、各班の親睦を図るためにアイスブレイクとして、「ペーパータワーの組み立て」を行いました。のりやテープを使わずにA4サイズの紙からタワーを組み立て、高さを競い合いました。優勝した班は、構造の工夫だけでなく、パーツを正確に作ることも意識していました。

 午後からは、「科学の甲子園ジュニアにチャレンジ」しました。まずは、方眼用紙の展開図から立体(写真①)を組み立てる実技にチャレンジしました。展開図が複雑なため立体を組み立てていくためには、頭の中でイメージする力が試されました。

 その後は、科学の甲子園や大学入試など過去に出題されたことのある問題にチャレンジしました。数字や文字の配列から法則性を見極める問題や大学入試で出題された数学の問題などを班で話し合いながら解答の作成に取り組みました。終了後、先生から簡単な解説が行われましたが、生徒から歓喜の声が上がったり、どよめきが起こったりしていました。

 その後、場所をプレイホールに移動して、「学校対抗ドッチビー大会」を実施しました。「ドッチビー」とは、ドッチボールをボールの代わりにフリスビーで行う競技です。生徒も楽しみにしていたようで、笑顔にあふれ、岩国高生からは「優勝します。」と力強い言葉が聞かれました。力強い宣言のとおり、岩国高校が優勝をしました。  

 夜は講師の先生を招いて「天体観測会」を行いました。月のクレーターや土星、白鳥座のアルビレオ、球状星団などを観察しました。 2日目は、「科学の甲子園にチャレンジ」として、コーヒーフィルターを使用したパラシュートを作成し、落下までの滞空時間と着地地点の目標までの距離を競いました。優勝したチームは、滞空時間が4.6秒、目標までの距離が16cmと時間と距離のバランスがとれていました。

 その後は、グループディスカッションを行いました。テーマは「不老不死を実現するためには何が必要か」など、答えのない問に対して、班ごとに意見を出し合い、意見をまとめ、最後は班ごとに意見発表をしました。

 2日間という短い期間ではありましたが、お互いに刺激をしあい、理数科目の興味・関心や理解を深めることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。